私のことかと思った。
https://cue.waris.jp/1070.html
>長時間労働やそれに基づく制度・評価がベースとなる中、育児期人材や短時間勤務人材が能力を発揮するには壁にぶち当たることも多く、思うように力を発揮できない不満や、将来のキャリア形成への不安が退職の要因となっています。
そう、私たちは仕事が嫌いなのではない。
むしろ好きだ。働きたい。
だけど、事実として、どうしたって保育園のお迎え時間という問題がある。
お迎えしたら最後、離乳食を食べさせ、授乳し、家族のごはんを用意し、翌日の保育園の準備をしなくてはならない。
となると、どうしたって、会社のデスクにくっついている時間は少なくならざるを得ない。
だけどおそらく、それなりの会社でそれなりの職種(つまり役員などというほどに裁量があるわけではなく、だけどそれなりに責任がある)にとって、その状況というのは大きなハンデになる。
突き抜けていない、まだまだこれから仕事をしたい、上に行きたい(行く余地がある)そんな状況の会社員にとって、『会社に奉仕している』という事実が大事な時期というのがある。
※またあるいは、残業代で稼ぐという方式をとる姑息な社員もいる。そういった形で役職者よりも稼ぐ方法をとると、不思議なことに(コスト的な理由で)その人達の中から昇格する人間が出てくることもある。
産前の私はこう思っていた。
会社でもっと確固たる地位を築いてから子どもを産むべきだ、とか、嫌なら辞めろ、とか、起業したら?とか。
正論だと思う。
それに、20代からそう思っていたからこそ、『上を目指したい』と言えるスタートラインには立ってから出産した。
それでも。
当事者にならないとわからない痛み、というのはある。
痛みほどいかない、モヤモヤや、孤独感や、違和感。そういったものものが。
そもそも、子どもを持つことは自己責任だ。
だから、この状況が不公平だ!と主張するつもりはない。
だから私たちは、会社を去る選択を検討し始める。
私もそう。
現職の会社には、目指せと言われているロールモデルがいる。
女性で子どもがいて、出世したかったらこの人を目指せ、と。
たった1人だけ。
生活環境に、どれくらいのパターンがあるのか、知らないのだろう。
それを言っている男性上司は、妻に家事育児を担当してもらい、『誰の金でメシが食えているんだ』と言い、自分は週4くらいで飲みに行くようなタイプなのだから。
それについてとやかく言うつもりはない。
私は私のできることを、人生のその時その時で最良の選択と思えることを、していくだけ。
なので、仕事についてドラスティックな変化も含めて、考え直そうと思う。
とりあえず今夜は、ずっと誘ってくれている知人と話をしてきます。
上場会社でもないし、なので規模だって小さいし、それこそモデルケースなんかない。
だけど、モデルケースを一緒につくっていこう、と言える人たち。
甘美な言葉に惑わされないように。
自分がどうありたいかを、叶えられるように。
ワクワクしますね。