新卒で働いた会社に、いい先輩がいた。
インターネットの会社だったので、社内でのやり取りはチャットツールを使っていた。
社内でチャットを使っている会社あるあるだと思うんだけど、そこでかなり多くの恋がはぐくまれている。
私たちはそういうことにはならなかったのだけど、でも、彼にはとてもたくさん笑わせてもらったし、笑わせることもできていた自負がある。
彼はなんというか、言葉のセンスのいい人だった。
他にも私が仲良くしていた人はいたけど、彼は5本の指に入るいいチャット相手だったなと思っている。
だけど、そんな彼は同僚からの評判はよくなかった。
同僚というか、部下に近い人たち。
若くして出世する人によくあることとして、人に嫌われがちであるという側面はあると思うのだけど(妬みなどで)嫉妬の感情とは別に、彼は一緒に働くと頼りない存在だったそうだ。
私はよく知らない。
その後私はその会社を退職し、ほかにいくつか会社を移動し、少しづつ疎遠になっていった。
SNSでつながってはいるものの、私自身がそのSNSから離れていることもあり、彼の近況を知ることもなかった。
だけど先日、しばらくぶりに開いたfacebook。
タイムラインでは網羅しきれないから、と、気になる人はバイネームで近況をチェックしにいった。2時間くらいそれで時間を使ったかも(笑)。眠れなくなりましたからね。
で、彼が転職したことを知った。
上から発言になってしまうけど、すごく、見直しました。
なんだ、まだこういうことできる男気あったんじゃん、みたいな。
色んな意味で居心地のいい会社って、去りにくいです。
私もその会社は居心地がよかったし、お給料だって悪くなかったし、だから去りにくかった。
既婚男性だったら、なおのことなのかな、って思うんですよね。
だけど私は、それでもなお転職したり起業する人が好きです。
年収下げてもいいから挑戦、とか好き。あまりよくない傾向だろうけど。
彼はきっと年収を下げるような転職はしないだろうけど、まぁそんなことはいい。
うれしかったな、と。
このブログはかなり意味のない投稿も多いですが、それにしたって今日のはひどいな。
でも、うれしくて。
これからも私に、要所要所で嫉妬させてくれたらいいな。
私も嫉妬させられるくらいに輝いていたいものです。